懐澄(清の詩人、査 愼行の言)
「心に抱く念いを澄みわたらせること」
前年が、どのように荒れ果てていても、はたまた喜びに満ちていても、新しい年の始めは、心の内にある純な心情を清々しく立ちあがらせるのです。かけがえのないあなたの人生の一日の幕開けは、一点の曇もない赤子のようなピチピチのエネルギー溢れる思いで始めるのです。
日の出の如く赤々と汪汪しくあるのです。
寒風にあっても「そよ」ともせず、まっすぐ顔をあげて立つのです。
腹いっぱいに"気"のエッセンスを満し、すくっと立つのです。
今という時をこの身に感じ、生命の発露を溌刺と漲らせるのです。
あなたにしか感じられない内なる力の躍動です。心臓の鼓動すら新しいのです。
手足の指も触れ合わせてみると電気の如く交流し始めるのです。生命とは本来捉われのない澄みきったエネルギーなのです。
たった今のその感覚をいつも胸に抱いて思いっきり元気な一年を始めましょう。
ひまわりの新しい年明けです。
元旦 市川加代子
(文責 市川)