治る力

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病と人生の対話「ピンチはチャンス!!」

2019年11月

 

人は重大な局面に立たされた時、自分の本当の使命に出会うもの。「もうダメかもしれない」と思った時でさえ、希望へむかう一歩を踏み出す勇気いやほんの小さま気力さえあれば、道は拓けるのです。

「危機」という語は、日本語も英語(クライシス)も重大な局面、転換期・瀬戸際だと言います。即ち、「ピンチはチャンス」なのです。

私は、二十代の時、我が子(次女)は死に義母は末期ガン、夫婦仲は最悪、私は六つの病名で入院。医療(薬)は合わず、まったくの先の見えないどん底でした。涙も涸れるほど泣き、目尻が爛れる状態でした。

気力も湧いてこず、このまま死ぬしかないのかと思いました。
気力も湧いてこなかと思いきや二人の子を置いて死ねないと決心する日もあり、千々に乱れて暗澹たる思いの中、一冊の本に出会うのです。

「漢方醫學の新研究」中山忠直著(一円)と表紙に赤丸で書かれた本でした。昭和六年発売の当時ベストセラーの本です。すっかり手垢にまみれ茶色く変身しきった古本です。中味は灸療法と「本草網目」(薬法の原書)で実例の病気の治療が克明に書かれ西洋医学の不備を切々と解かれてあります。

題字からもおわかりの様に文面も文字も古い表現で難解でしたが、決して中味は古くありません。機知に溢れた新研究そのものでした。

それを契機に一気に「読書に耽る」至福の時、真に「ピンチがチャンス」に変わる兆しでした。

 

(文責 市川)

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